経済相ハベックのみならず首相ショルツまでもがここ数ヶ月間の間カタールとのガス取引に奔走する。取引は失敗したかに思われた。だが今になって突然取引の成功が発表される。
カタールのエネルギー大臣シャリア・カービによると、カタール国内最大手のカタールエナジーはドイツへの液体ガス供給に合意した。このガスはまず米国企業”Conoco”を通してドイツ企業”Brunsbüttel”へと提供される予定である。大臣は火曜日にドーハにて語った。この供給は2026年に始まり、少なくとも15年は継続されるとのこと。年あたり最大200万トン供給されることになっている。
カタールエネルギー大臣によると、これはドイツ国内消費ガスのおよそ3%を賄うとのこと。この供給量の設定はカタール側から提案したものではなく、ドイツ政府が設定したものであるとのこと。事実エネルギー大臣の発言から供給量の上限に関する言及はなかった。「利益になるんであれば、我々は出し惜しみはしません。」。
カタールは米国の仲介業者を通してガスを提供する
カタールのガスはドイツに直接供給されるわけではなく、米国企業グループ”ConocoPhillips”をによって仲介される。2022年世界産業サミットにてドイツ経済相ロバート・ハベックは語った。「これは一企業による取引なので、特に私から言えることはあまりありません。可能な限り安価で仕入れられるかは彼らの交渉次第です。」。国家がガスを独自に入手できる仕組みは皆無である、とカタールのエネルギー大臣シャリア・カービは”Bild”へと語った。