寒くなるにつれ貯蔵量も減っていく。そして事態は悪化する。連邦ネットワーク庁の長クラウス・ミュラーは暖房利用者への節約を呼びかける。この氷点下の気温を記録し続けているにも関わらず未だガス貯蔵量は88%残存してはいるが、1月・2月ももつという保証はできないとミュラー氏は危惧する。
正念場は来年の冬
すぐに次の冬がやってくる。ミュラー氏は、来年の冬が正念場になるだろうと忠告する。ドイツはロシアからのガスが来ない中で貯蔵庫を満たさなければならない。「人々はエネルギー危機の代償を痛感することになるだろう。」。
そして彼は、ガス価格が再びエネルギー危機以前の水準に戻ることはないだろうと予測する。「少なくとも何年か先まではそのような希望は持てないでしょう。」。