フランスの軍事歴史研究家ピレ・ゼアベントは西側のプーチンへの外交戦略を痛烈に批判する。ショルツとマクロンは民主主義を守ることを放棄したと訴える。
ウクライナ戦争は我々にとって民主主義の防衛戦を意味するとゼアベントは主張する。プーチンと習近平にとっての敵はアメリカ主導の世界ではなく、民主主義であるとインタビューで答えた。KGB所属時代のプーチンにとって西側が掲げる民主主義とは軟弱で女々しいものであった。
歴史家はショルツを痛烈に批判する:「プーチンにとって民主主義とは軟弱体制を意味する。」
ゼアベントはとりわけEUの指導者らに矛先を向ける。もちろんショルツの自称”時代の転換点”はいくばかか尊重するものの、首相としての役不足も指摘する。「中国共産党の全体主義が強固になったことを確認すると、即座に北京へ”祝福”のため単身飛んで行きました。無知の極みです。利益の体系のみに囚われ、価値の体系を全く認識していません。」
歴史家ゼアベントはマクロンのプーチンとの電話会談を嘲笑
ゼアベントはマクロンのプーチンとの電話会談をただ嘲笑するのみであった。「彼は一方的に国際法の講義を行いました。殺戮者相手に。チェチェン共和国に侵攻し、そこで虐殺の限りを尽くし、そしてジョージア、シリアでも同様に殺戮の限りを尽くした殺戮者であるという認識がなかったんでしょうか。」
しかし対話する姿勢を評価
「民主主義において外交は正当な手段であることは間違いありません。対話する姿勢は間違いではありません。しかし表立って行うべきではありません。」。なおゼアベントはロシアのウクライナ侵攻を予言していた希少な専門家の1人であった。