ベルリン情報発信サイト

ドイツ、ベルリンについての情報を日々発信しています

LNG港基地がガス不足解決の救世主となる

ドイツガス貯蔵協会がエネルギー危機を解決する。十分すぎるガス貯蔵庫の前にもはやきたる冬は脅威ではない。

ドイツのガス貯蔵庫は昨年のように減少することはないとの見解がてている。ガス貯蔵協会”Ines”は木曜日にベルリンにて貯蔵量の推移予測を発表した。これによると、装填率は3月末から4月にかけて65%となる見込みである。昨年のそれは35%であり、2021年も同様の数値であった。

この要因は追加輸入、計画的なエネルギー節約そして暖冬に由来している。これら予測は、2022年の残り冬の時期が2016年に類似した穏やかな推移であることが根拠となっている。

2023年ドイツはガス不足とは無縁に

各産業が州からの配給ガスしか使用できずに生産量を減らさざるをえなかった状況は、少なくともこの冬には見られないであろう。もちろん協会は想定外の気温低下や突然の出来事は考慮していない。

「現行の強力な消費節制をこのまま維持すれば、冬を暖かく乗り越えられる確率はさらに上がるでしょう」、と”Ines”会長セバスチャン・ブレシュケは語る。当協会には14の協賛企業が属しており、これらは国内90%ほどのガス貯蔵を有している。

ガス貯蔵量はすぐに満量になり、2023年には100%となる

とりわけ最悪を想定した予測では、貯蔵庫が3月に底をつくことになってはいるが、すぐに貯蔵量は回復し、2023年には100%になる。

しかし来たる冬に関しては楽観視できない。今年度はロシアからのガスが途絶えるからである。こうなると年始そして夏季がこれまでは重要であった。だが新たなLNG港基地がこれら問題をすべて解決する。

www.focus.de