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演説にてドイツを恫喝するプーチン:繰り返されるスターリングラードの悲劇?

アメリカ合衆国バイデン大統領がロシアとウクライナに衝撃的な提案を行う。その内容は、終戦に向けてなんとウクライナの領土20%をロシアへ譲渡するというものである。当然両者はこれを拒否する。

ショルツ:ロシアとの交渉は部隊の撤退が前提である

20時18分:ドイツ連邦首相オラフ・ショルツは、ウクライナ占領地域からの部隊撤退をロシアとの停戦交渉の条件とする旨を示す。「皆も周知の通り、まずは部隊の撤退が第一です。ウクライナとの話し合いはそれからです。」、とショルツは木曜日に述べた。そして互いに理解し得るでしょう。「ですがそこに辿り着くにはまだやらなければならないことがあります。」。

スターリングラードの演説にてプーチンがドイツを恫喝する

18時45分:スターリングラードでのソ連赤軍ドイツ国防軍との激戦から80年を迎える今日、プーチンはドイツに対し再び同じこと繰り返していると非難した。「信じられないことですが、事実です。:我々は再びドイツの大戦車部隊に蹂躙されようとしています。」、とプーチンは、かつてスターリングラードと呼ばれドイツ軍との間で人類史上最大の激戦が行われたボルゴグラードにて木曜日述べた。

一年近くに渡りウクライナへの侵攻を指揮しているプーチンは、この戦勝記念日をもってしてウクライナ侵攻を正当化する。この国家元首が来賓らの歓声に包まれている間にも、戦場では多くのウクライナ人が若者が多くを占めるロシア兵と戦っている。東ウクライナに位置する大都市クラマトアスクでは民家へのミサイル攻撃により20人以上が負傷した。瓦礫の中から3人の死体が発見された。一方EUは委員長フォン・デア・ライエンを派遣し再びウクライナとの連携を強調した。

独ソ戦のように再びウクライナの地にてドイツの兵器がロシアに対して使用されている、とプーチンは述べる。このウクライナ戦争は一年前にプーチンが独断で侵攻を決定したことから始まっている。「我々には答えなければならないことがあります。そしてことは戦車の性能によって左右されるわけではありません。これは皆わかっています。」、と原子力担当長は述べた。プーチンの短い演説を聞いた来賓は皆驚愕する。

プーチンはドイツのウクライナへの戦車供与決定について公に言及していた。その中でプーチンは、ロシアへ制裁を加える西側諸国をナチスの独裁者ヒトラーに例えた。「まさか現代になってヒトラーイデオロギーが再び現れるなんて予想もできませんでした。西側諸国は彼の思想を用いて我々に脅威を与えます。」。ドイツはすでにロシアとの交戦およびその意思を否定している。

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