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左翼系新党が誕生?左翼内にて新たな内部抗争勃発か

現在どの政党に属しているかは問題ではない。オスカー・ラフォンテーネは党内塹壕戦の専門家である。そしてサラ・ヴァーゲンネヒトは新党を率いて左翼を統率しようとする。この両政治家のもつ影響力はいかほどなのか。

2005年の国政選挙では、当時東ドイツの1地方政党であったSEDが国政政党となった。

新しく結成された左翼党の 8.7%と言う数字 は 2 人の男によるものであった:西ドイツのオスカー・ラフォンテーネそして東ドイツのグレゴアー・グージ。グージは失墜を恐れ、ラフォンテーネは2度に渡り党を存続の危機に晒した。

新たに結成された左翼党に所属するサラ・ヴァーゲンネヒトがちょうど1週間前ベルリンにて「平和への蜂起」を祝っていたとき、彼女の隣に脚を並べた男がいた。オスカー・ラフォンテーネ、2014年からヴァーゲンネヒトの夫となる。

妻が新党を立ち上げるとなったら、この男が手を貸さないはずがないであろうと多くは予想する。

グージ:「国会に左翼政党が2つ、非常に窮屈になるでしょう」

政党な理由から左翼党のグージはこの政党が危機に晒されていると判断する。彼は多数を占める左翼党派とヴァーゲンネヒト派との間で抗争が発生することを危惧する。

グージはヴァーゲンネヒトの勝機に関してはこれに疑問を持つ。国政選挙にて左翼政党が2つも現れたら当然激しく凌ぎを削ることになるであろうと予想する。その上ヴァーゲンネヒトの組織力にも疑問を投げかける。「彼女に賛同するものは多くても、それらを組閣する能力はありません。」。

グージはヴァーゲンネヒトが本当のところは党を立ち上げたくはないと言う説を信じている。だが彼女はそれを望んでいる。

 

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