ブレーメンにて保守政党AfD(ドイツのための選択)が思わぬ事態に陥る。当政党立候補者の次の選挙への出馬が危ぶまれる状況となった。選挙委員会はなぜこのような対応を取るに至ったのであろうか?
ブレーメン州選挙委員会は5月14日に開催される地方選挙においてAfD選出の出馬を不認可とした。選挙委員会はAfDから提出された2つの立候補者一覧をいずれも拒否した。これは木曜日に決定されたとのことである。
この小都市でのAfD内での抗争の影響で、地方選出馬の認可が出るかどうかは長らく疑問視されてきた。当政党の2大派閥の長、セルゲイ・ミニッヒ、ハインリヒ・リューマンは何年にも渡り抗争を繰り広げてきた。
選挙委員会は両一覧を無効な二重提出とみなしこれを拒否する
選挙委員会は両一覧を無効な二重提出とみなしこれを拒否する。これに対し両陣営は不服を申し立てる。上院州選挙委員会でも同じ結論に至ったが、他の法的根拠に基づくものである。
ブレーメンでの抗争により国会でもAfDが分裂する?
ブレーメンでの抗争が国会でのAfDの統率機能をも危うくする。国会の選挙委員会はミニッツを支持しており、ブレーメン州仲裁裁判所と連邦仲裁裁判所は緊急委員会を支持する。
この最小の連邦州ではブレーメンとブレーメンハーフェンは別の区割りとなっているが、いずれにも5%の壁が存在する:一方の区域で通過したものは、州議会に議員を送り込むことが可能となる。