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ハベック(緑の党)の暖房機法を恫喝するFDP(自民党)

ベルリンにて連立政権内抗争が勃発する。:2024年から始動する暖房機法にリベラル陣営が立ちはだかる。経済大臣ハベックにFDP議員が圧力をかける。

経済大臣ロバート・ハベック(緑の党)が水面下で進める草案では、2024年から燃焼系燃料を使用した暖房機の新たな設置が禁止されることとなる。だが連立の仲間FDPはボイコットをもってしてこの暖房機法に圧力をかける。Bild筋によると、このリベラル陣営は自らが提示する101の質問に大臣が回答した場合のみこの法案に賛成するとのことである。

回答内容が不十分である場合当法案に関する交渉は行われないと、FDP国会議員フランク・シェフラーは述べた。

ハベックの草案に同意できないFDP

情報筋によると、この質疑応答に居合わせるのは党議長クビッキ、会派議長カリーナ・コンラート、そしてFDP所属経済専門家フランク・シェフラーである。ここでハベックが示さなければならいのは、この法案による具体的なCO2の削減量、光熱費の削減量である。

当法案が可決されると、2024年から新設される全ての暖房機は65%が代替エネルギー仕様に切り替えられる。これに伴い既存のガス・灯油暖房機は終焉することとなる。なお既存の建物においては早急な暖房機の切り替えは求められない。故障または修復不能な場合新仕様に取り替えられることとなる。

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