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次期首相候補を擁立するAfD(ドイツのための選択):一方で候補者には危険も?

世論調査にてAfDは相変わらずの快進撃を見せている。2025年の国政に向けて首相候補を擁立することはこの状況からして当然の流れでもある。しかしこれは利点のみならず、危険も孕んでいる。

今やAfDは強大な力を有している。日曜世論調査でも18%〜20%の水準を維持し最強の政党となっている。このことから2025年の国政に向けた首相候補の擁立は自然の流れと言える。

右翼過激派ですら2年半以内にAfDから首相が誕生することは予想できなかった。だが違った。首相候補の誕生が結果的に党を拡大させることとなる。

今や連立与党のSPD緑の党を上回る支持を集めているAfDを各メディアは当然無視することはできず、特に首相候補者は頻繁に取材を受けることとなっている。

厳重な審査が実施される首相官邸入り

この状況に更なる警戒体制がしかれる。首相候補という立場が与える影響は大きく、多大な支持を受け自らの主張があっという間に浸透されていく。首相候補筆頭のヴァイデルの提案施策は明らかになっていないが、これは党の方針、動きからおおよそ推測が可能である。なお2025年の首相候補は男女計4人が選出されることとなっている。この中で首相官邸入りを希望するものはメディアや政敵による厳重な審査を潜り抜ける必要があり、その過程で過去の不祥事や問題が明るみに出されるといった危険も孕んでいる。

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