ベルリン情報発信サイト

ドイツ、ベルリンについての情報を日々発信しています

2022-12-01から1ヶ月間の記事一覧

AFD議員による口撃 - 「クソナルシスト」

それは10月中旬ヘッセン州でのAFD党大会で起きた。AFD党員ウーベ・シュルツは意図的にAFD副長官マリアナ・ハーダー・キューネルへ肩で物理的攻撃を行った。 それは始まりに過ぎなかった。その後シュルツは彼女の党派同僚に接近すると、威圧的な姿勢で彼女を…

スパイ捜査を断念 - ドイツ対外諜報機関中枢にプーチンのスパイが潜入?

驚くべきことに元KGB将校ヴラジミール・プーチンはドイツ対外諜報機関の中枢にスパイを潜入させていた。当事者であるカーステンは現在勾留中である。だが事件は始まったばかりである。 上層部から降ってきた指令は実に簡略で極秘であった。当初連邦憲法保護…

2022年ロバート・ハベックの功罪 - LNGから徴税政策まで

ドイツがエネルギー危機に瀕している中、ロバート・ハベックは功罪を残してきた。そして彼はとりわけ緑の党のイデオロギーとも言えるプラグマティッシュでもあった。2022年のハベックの功罪を振り返る。 元シーメンスの長ジョエ・カエザーのように手放しでハ…

歴史の知見並びに教養が欠如しているベアボック - ビスマルクの部屋

ドイツ連邦外相アンネラ・ベアボック(緑の党)は、自らの事務所を”ビスマルクの部屋”と命名した。だがその由来は明らかになっていない。ビスマルクは政治家としてだけではなく、作家でもあったということを踏まえるといささか不可解である。 外務省の高官ら…

この男は何もわかっていない - 歴史家がショルツを一刀両断

フランスの軍事歴史研究家ピレ・ゼアベントは西側のプーチンへの外交戦略を痛烈に批判する。ショルツとマクロンは民主主義を守ることを放棄したと訴える。 ウクライナ戦争は我々にとって民主主義の防衛戦を意味するとゼアベントは主張する。プーチンと習近平…

ドイツでは190,000人が亡命を申請 - ハンガリーではわずか43人?

増え続けるドイツへの亡命申請者数。2022年ドイツは欧州一の移民大国となった。その多くを占めるのがシリアからの難民である。 欧州委員会および欧州外交局の機密情報によると、ドイツの亡命申請者数は欧州で最も増加していることが明らかになっている。20…

いまだに中国へ依存し続けるドイツ - 一向にやってこないその時

転換点とやらはいつになったら来るのだろうか。ショルツ率いる連立政権はまたしても過ちを繰り返すのだろうか。 ポリティコ誌が発表した最新の論文にて、ロシアを引き合いにドイツがあらゆる面の安全保障において中国を筆頭に外国へ依存し、ベルリンが常に外…

結局はモスクワに依存するしかないベルリンとワルシャワ - ロシア産石油の輸入継続

ロシア筋によると、ドイツとポーランドは来年もロシア産石油の輸入を続けるとのことである。この2国は来年からのロシア産石油の輸入停止を主張しているものの、ポーランドからの注文は途絶えていない。来年は300万トン、そして12月用に36万トン用意してある…

極寒の1月・2月を乗り越えられない? - 急速に減っていく貯蔵ガス

寒くなるにつれ貯蔵量も減っていく。そして事態は悪化する。連邦ネットワーク庁の長クラウス・ミュラーは暖房利用者への節約を呼びかける。この氷点下の気温を記録し続けているにも関わらず未だガス貯蔵量は88%残存してはいるが、1月・2月ももつという保…

一斉検挙9日後にライヒスビュアガーの会合が開催されていた - 1871年以来続くドイツ帝国?

一斉検挙9日後、ライヒスビュアガーの会合がハイルブロンにて行われていたことが明らかになった。ライヒスビュアガーで有名な演説者であるマテスHの自宅も捜索された。 全国一斉検挙9日後ハイルブロンの湖畔でライヒスビュアガー主催の講演が行われていたこ…

欧州諸国はロシアへの新たな制裁へ一致する

EU諸国はロシアへの新たな制裁の行使に同意した。主な内容は金融制裁と貿易の制限である。これまではEUの盟主であるドイツがロシアへの制裁をためらっていた。 EU27カ国がロシアへの新たな制裁をを実行に移す。木曜日にブリュッセルで開催されたEUサミット…

「余計なお世話だ」- プーチンはショルツを相手にしない

「余計なお世話だ」- ロシア側はショルツの提案を一蹴する モスクワはドイツ首相オラフ・ショルツによる戦争終結に向けた2国間協力の提案を一蹴した。「そんなものは求めていない。ドイツの政治家どもは何を考えているんだ。」、とロシア外務省は声明を発表…

AFD(ドイツのための選択)による被入国拒否難民への生活支援削減をCDUが支持する

現在バオツェン地区でのAFDによる被入国拒否難民への生活支援削減案の要請が物議を醸している。CDUの支持もありこの要請は可決される見込みである。他党からは批判が出ている。 CDUがこのAFDの案を支持していることが、バオツェン地区を賑やかしている。この…

地方政治の浄化を試みたライヒスビュアガー

連邦当局はライヒスビュアガーへの捜査で93個にも上る武器を押収した。さらにこの団体は、連邦議会内でも度々議題に上がっている地方政治の浄化を実行しようとしていた。 先週のライヒスビュアガーへの一斉検挙にて押収された武器類は93点に上った。9つ…

”ドイツ帝国”を築こうとしたこの男は正気だったのか

ドイツ帝国を築こうとしたライヒスビュアガーの指導者は伝統ある貴族の末裔であった。プリンツ・ハインリッヒ13世。ロイスは新たなドイツ帝国の”フューラー”になろうとしていた。この男の正体とは? 「30年前は彼は新進気鋭の経営者でした。」、とハインリ…

18人の売国奴リストが発見される - 国会議事堂を占拠?

国家当局による一斉検挙の直前、ライヒスビュアガーによる18人の売国奴リストが見つかっていたことが明らかになった。そこには、アンネラ・ベアボック、フリードリッヒ・メアツ、ザスキア・エスケンといった名前が並んでいた。 この極右主義者らはこのリス…

大規模なクーデター未遂 - 陰謀観に共鳴する有名人

このライヒスビュアガー襲撃事件により有名人物までもが陰謀観に共鳴していたことが明らかになった。ミュンヘンの有名料理家フランク・ヘプナー容疑者が水曜日に逮捕された。彼はライヒスビュアガーそして”新たなドイツ帝国”を食事で支援していた。 ドイツ政…

自らの対ロシア外交を肯定するメルケル - 一方で自身の過ちも認める?

退任から一年経った今、かつての首相メルケルは自らの対ロシア外交を肯定する。「私の決断は今日の状況から見ても最適なものでした。このような戦争を防ぐという意味でも。しかしそれを防ぐことができなかったということは間違いだったのでしょう。」、とメ…

スイスがドイツへの弾薬類の提供を停止? - 武器論争

対ロシア防衛のために、ドイツはウクライナへの武器の提供を続ける。そして水面下では、戦闘機ゲパードも投入している。一つ問題が生じている。弾薬類がスイス製であることである。だがスイス軍はいわゆるいつも通りの態度で、これらのドイツへの輸出を停止…

ショルツは戦闘機F-35の調達を死守する

新たに国防大臣が危機に立たされている。だが彼女は一貫してそれを認めようとしない。F-35戦闘機ミッションは全て緑の党次第である。 連邦首相オラフ・ショルツは数十億規模での米国製ステルス戦闘機の調達を行なっていくと決定した。「最新鋭の機能を有した…

キミッヒはミス連発、ノイアーは簡単にゴールを許す- 今大会のドイツ代表評価一覧

3回連続で世界大会の予選敗退となった。最後の試合でのみかろうじてらしい戦いを見せることができた。この悲惨な結果は必然だったのだろうか。 賞賛が贈られることはないのか?4:2でコスタリカに勝利したものの、もはや後の祭りとなってしまった。ルーブ…

ドイツ代表の戦いが終わる - 多すぎた欠点

再びの予選敗退。2018年の悪夢の再来となってしまった。ドイツ代表はとうとう決勝トーナメント進出常連国から外れてしまった。多すぎたドイツ代表の欠点とは? なんて低い攻撃力だ!次回のW杯までの間ドイツ代表は長期間にわたり決勝トーナメント常連国から…

スターリンによる”大虐殺” - 歴史を超えた断罪

今日連邦議会では、スターリンがもたらしたソ連の大飢饉及びホロドモールが自国民への大虐殺として認定された。 スターリンがもたらした大飢饉はウクライナに対する大虐殺であるとの判断は、ドイツ政府による3つのシグナルを意味している。プーチンはスター…