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自らの対ロシア外交を肯定するメルケル - 一方で自身の過ちも認める?

退任から一年経った今、かつての首相メルケルは自らの対ロシア外交を肯定する。「私の決断は今日の状況から見ても最適なものでした。このような戦争を防ぐという意味でも。しかしそれを防ぐことができなかったということは間違いだったのでしょう。」、とメルケルは語った。

誤りを認めるメルケル - ロシアの攻撃性にもっと早く反応しなければならなかった

2014年のロシアのクリミア半島占領時においてはとりわけ彼女の過ちが顕著に現れている。当時NATO諸国は国内総生産のうち2%を国防費に充てることに合意していた。「だがドイツの国防費は増加はしたものの、2%には達しませんでした。私はそれについて毎日のように訴えるべきでした。我々はロシアの攻撃性にもっと早く反応しなければならなかった。」。

ロシアからのパイプラインノルトストリーム2の建設を認可したことに関しては間違ってはなかったと当時の首相は判断する。このプロジェクトは対ロシアの安全保障上不可欠であるともした。しかしパイプラインのみがロシアへのガス依存の原因ではない。ノルウェー、イギリス、オランダからの輸入量が減少したことも一因である。

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