ベルリン情報発信サイト

ドイツ、ベルリンについての情報を日々発信しています

2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

「首相、目を覚ましてください!」、世界中がショルツの動向を懸念する

週半ばに、ドイツ連邦首相オラフ・ショルツは中国へと向かう。Coscoとの権益譲渡取引により、首相への批判は一層強まる。連立政権の同僚議員の多くもこれには厳しい声をあげている。連邦財務大臣クリスティアン・リンドナーは、"Lex China"をもって中国によ…

再び過半数が”信号機連立政権”を支持 - 同盟側は敗れる

毎週行われる日曜トレンドにて、連立政党が再び過半数の支持を集める。これは”Bild am Sonntag”の調査によるものである。連立政党は野党を11ポイント上回る。FDPも難なく勝利し、同盟政党は1ポイント失う。 ”信号機連立政権”が再び過半数の支持を集めている…

「危機にふさわしくない」 - ジューダーがハベックと緑の党を一刀両断

金曜日から土曜日まで、CSU はバイエルンで会合し、ベルリンへの抵抗姿勢を示す。党首のジューダーは演説にてこれをとりあげ、緑の党について言及した。 CSU党首マークス・ジューダーは現連邦政権の政策に対し、歴史に残る愚策であるとこれを非難した。「連…

世論調査 - ”中産階級から支持されている”というFDPのイメージが崩壊する

世論調査によると、調査対象である有権者の 3 分の 2 が、自分たちの関心が政治に反映されていないと感じていることがわかった。 中産階級から強い支持を集めているといったFDPのイメージは、この世論調査によって崩れた。3分の2の市民(67%)、移民(68%)…

ショルツはパリでのマクロンとの会談にて、フランスとの連携を強化する

このショルツとマクロンによるドイツとフランス間の新たな協働は実のところまだ軌道に乗っていない。そして最近になり両者のギャップが明らかになった。このギャップを埋めるべく、ショルツはパリへと向かう。 すでに、挨拶は友好的に行われた。両者はカメラ…

FDPは中国のハンブルク港における権益を阻止する

FDPリベラル派の統領フランチスカ・ブラントマンは、連邦政府並びに各政党へ、中国系企業によるハンブルク港での権益獲得を阻止するよう呼びかけた。 中国企業”Cosco”のハンブルク港における権益獲得の目論見が強い批判を受けている。FDPリベラル派の統領フ…

ホフライターはロシアへのガス依存姿勢を一蹴する

ミヒャエル・クレッツマー(CDU)は、ノルトストリーム1の再起動を提唱した。フェニックスへのインタビューで、緑の党アントン・ホフライターはこの提案に愕然とした。 アントン・ホフライターの中に、ロシアからのガス供給再開などという選択肢は存在しない…

SPDの議員らはショルツのお祝いツイートに驚愕する - イタリアの極右政党

イタリアでは1946年に共和制へと移行したと同時に極右政党が出現した。極右政党FDIの新首相ジョージア・メローニが土曜日に就任宣誓を行った。 SPDの議員らはショルツのメローニへの祝福の態度に驚愕する ショルツはメローニの首相就任を祝福した。ショルツ…

クレッツマーは戦争が集結次第ガスの再供給を要求する

ミヒャエル・クレッツマーはドイツがウクライナにて停戦交渉の仲介を行うことと、ロシアとの国交を正常化させることを要求する。そして、ロシアからのガス供給の再開を望む。「パイプラインが止められたら我々はどうやって生きていくのか」、ザクセン州知事…

SPD一派は石油と暖房用木材への前払金の免除を望む

ロルフ・ミュッツェニッヒ氏によると、SPDは石油および暖房用木材使用者への救済措置を実行する意向であるとのこと。 SPD党派の首領であるロルフ・ミュッツェニッヒ氏によると、SPDは、12月のガス料金の前払金の免除同様、石油および暖房用木材の消費者に対…

欧州中がドイツに疑念を抱く - その理由とは

ドイツ連邦首相ショルツにとって過酷な欧州会合になるだろう。ドイツが信頼に値するかに関しては疑問が広がっている。これには理由がある。 往々にしてドイツ連邦議会では重要な議論が蔑ろにされるが、次のようなものも含まれる。ショルツ政権下のドイツ人は…

恐怖がハベックとベアボックへの憎悪に変わる

東ドイツでは、月曜のデモに再び数千人が集結し、再統一前のような雰囲気となっている。だがとりわけ、人々を路上へと駆り立てるのは実在する恐怖である。 「ロシアへの制裁はすなわちドイツおよび経済を死へと導く。」、「ベアボックとハベックは刑務所へ、…

ショルツの原子力宣言が人々を政治劇場へと引き込む

世界中が今ショルツの政策方針に注目している。3つの原子力発電所を引き続き稼働させるといった、勇ましい宣言に。これは実際に首相の権限が強力であることを示している。ここではいくつかの驚くべき洞察がなされる。 彼の政策能力については次のように評価…

緑の党派はショルツの手紙に”遺憾”を示し、ハベックは決断を受け入れる

ドイツ国内の3つの原子力発電所は現在稼働している。月曜日にこの原発の稼働継続を決断したショルツ首相はハベック、リンドナー、レムケへと報告する。 ショルツの決断は、ガイドライン発行権限の元首相官邸から文書として公開される。これにより、イザール…

党大会における2つの光景が緑の党への疑念を浮き彫りにする

緑の党は週末党大会を開催し、自らの価値観政治を前進させた。ボンで開かれた党大会にて2つの全く異なるイベントは、緑の党の考え、矛盾点などを浮き彫りにした。 そもそも緑の党が目指す姿とは?自らの価値観に基づいた善悪二元論がイデオロギーとする価値…

ジューダーは鉱油税と電気税の引き下げの意志を示す

バイエルンの州知事マークス・ジューダーは、ガス価格制限のみでは不十分であるとみなし、市民救済への更なる策を要求する。「今のところ全てが行き当たりばったりである」。 バイエルン州知事マークス・ジューダー(CSU)は、予定されているガス価格制限の…

ハベック氏はARDへの証言で連立政権の悪政を暴露する

ARDのインタビューにて経済相ハベックはガス価格の制限は愚策であるといった。彼は忖度なしで物申すことで知られている。だが左寄りの政権にて副首相がこのようにいっていることも事実である。 ロバート・ハベック経済相には、他の連立政権の政治家よりも有…

難民問題の議論にて連立政権は言語の変化を望む

連邦議会にて難民問題が取り上げられる。「社会観光」などというものは存在しない。緑の党はこう主張する。「発言禁止」はあってはならない、と連立政権は訴える。議論は感情的な議題に対し何を言えるのかといった疑問への答えを与えてくれるだろう。 音声制…

市民金の行き先はどうなっているのか

過去20年でもっとも大きな社会改革の一つは、市民金の導入であると労働大臣フベルトゥス・ハイルは見なす。その根底にある権利問題に皆の関心が向かう。だが、連邦議会の議論では、その重要性が取り上げられるには至らない。 ウクライナ戦争、それに伴うエネ…

なぜ我々はドイツ語に誇りをもつべきなのか

ドイツ語は多くの国で習得が難しいとされている。作家のローランド・カエルブラントが自らの著書”ドイツ語愛の宣言”で神話を用いて、そしてドイツ語の起源について語る。 私たちの儚い存在の中で言語は我々を相対的に位置付けてくれます。それらの言葉や文は…

グレタの驚くべき原発への発言に対し、元緑の党首は批判を浴びせる

グレタ・トゥーンベリはインタビューにて、閉鎖される原子力発電所に代わって石炭火力発電所を稼働させることは間違いであると主張する。これが前緑の党首ジモーネ・ペーターから批判を浴びることとなる。 ドイツ国内で稼働中の原子力発電所を停止させ、代わ…

プーチンの「ガス恫喝」に怯むショルツ

プーチンの「ガス恫喝」がオラフ・ショルツを動揺させる。エンジニアサミットにてショルツは、「こうなることは常に確信していた」と述べた。全方面からの非難にもかかわらず、彼はまだ12月の時点でノースストリーム2を止める気はさらさらなかった。 火曜日…

6,500万人のドイツ人が”緑色”に染め上げられる

ニーダー・ザクセン州の”赤と緑”の連立政権から緑の党によるドイツ国内の支配が始まる。彼らは国内のほぼ全地域を共同統治する。そして他の政党も彼らの理念に共鳴している。一体何が起きているのか? たとえ100%に達しなかったとしても。一度22%にまで上昇…

この選挙結果は首相にとって脅威となる - 極右政党の躍進

昨晩のニーダー ザクセン州の選挙では2人の勝者が現れた。現職の社民党シュテファン・ヴェイル、そしてもう一人がAFD(ドイツのための選択)から。これは非常に憂慮すべき事態であり、ショルツ首相も頭を抱える。 ニーダーザクセン州の選挙では、2期に渡り…

スウェーデンが子供たちへのワクチン接種を停止。ドイツの専門家がこれについて言及する。

スウェーデンでは健康な子供たちへのコロナワクチン接種が取り止められた。これは賢明な判断なのか?3人のドイツ人専門家がこれを解説するが、結果はもう見えているだろう。 スウェーデンでは11月1日から、18歳までの健康な子供たちへのワクチン接種が止め…

ドイツのエネルギー「エゴトリップ」により、EU内は混沌状態に

金曜日にプラハで開催されるEU首脳会議でドイツ首相ショルツが晒しものになるのは避けられないだろう。今やドイツはエネルギー価格高騰への国家戦略によりEU内で批判の的になる。 近未来、EUの職員らは職場に暖かいセーターを持ち込むことになるだろう。エネ…

貯蔵ガスは我々のものではない - これが朗報である理由とは?

連邦政府は、今冬のドイツ国内のガス供給可能量についての見通しが立っていない。手に入るのは貯蔵ガスのみで、それなりの対価を必要になるだろう。今これに影響を与えうるのはEU内での規制である。 今冬ドイツ国内の企業へ割り当てられる貯蔵ガス量に関して…

シュトラック・ツィマーマンはキエフ訪問にて戦車供給量の増加を目論む

ウラジーミル・プーチンは、とんでもない核攻撃を主張したチェチェンの指導者ラムザン・カディロフを大佐に昇進させた。プーチンと下院の矛先はスケープゴートとしてショイグに向かう。 シュトラック・ツィマーマンはキエフ訪問にて戦車の供給促進する意向で…

メルケルが突如プーチンについて多くを語り始めることは偶然なのだろうか

プーチン、プーチン、プーチン。アンゲラ・メルケルは政界引退の際に本当のところは「心地よい話」だけに言及するつもりだったにも関わらず、この元首相はロシアとクレムリン皇帝について口を開くのである。それには正当な理由がある。 退任から6ヶ月後の6月…

市民の金を用いて有権者を失望させる

市民の金を用いてSPD(社民党)は労働者を失望させる。低所得の納税者が支払い不能な宿泊費と付帯費用が市民税の受領者に払い戻された場合、働く意味はもはやない。 SPDは労働者の守護聖人を演じることができるこの機会を逃さない。だがどうだろうか?私はそ…