ベルリン情報発信サイト

ドイツ、ベルリンについての情報を日々発信しています

プーチンの「ガス恫喝」に怯むショルツ

プーチンの「ガス恫喝」がオラフ・ショルツを動揺させる。エンジニアサミットにてショルツは、「こうなることは常に確信していた」と述べた。全方面からの非難にもかかわらず、彼はまだ12月の時点でノースストリーム2を止める気はさらさらなかった。

火曜日に開催されたエンジニアサミットにてドイツ連邦首相オラフ・ショルツはある一つの文と共に注目を集めた。ショルツは、プーチンがロシアのエネルギー供給を「戦略的兵器」と位置付けている、と説明した。さらに続けて、「私はそれを確信してる」と。

※この演説はYoutubeでご覧いただけます。

彼は12月の首相就任後同僚らに頻繁に尋ねていた、「もしロシアがガスの供給を止めたらどうなる?」と。そしてさらに、「それは私が思うに、ここでは言えますが、誰もががそんなことは起き得ないと考えていた時から私はこうなることを予想していました。」

ショルツはメルケル政権時代には労働大臣、財務大臣そして副首相を歴任している。現在、彼はプーチンによるガス恐喝を予見していたと主張するが、当時の首相の方針を支持していた.

プーチンの「ガス恫喝」に関する「ショルツ文」が批判を引き起こす

この評価によりショルツはオブザーバーと野党に視線に眉をひそめる。というのも、12月まではまだ、ノースストリーム2はあくまで民間企業によるプロジェクトであると見なしていたからである。ロシアによるウクライナ侵攻の2日前、連邦政府はパイプラインの試運転を停止した。

「オラフ・ショルツは12月に時点ではまだ、ノースストリーム2は純然たる民間プロジェクトである、と言っていました。今や彼の認識と立場には一貫性がなく、読み取ることも困難です。」とCDUの議員ローデリヒ・キーゼヴェッターは語った。

 

www.focus.de