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ショルツはパリでのマクロンとの会談にて、フランスとの連携を強化する

このショルツとマクロンによるドイツとフランス間の新たな協働は実のところまだ軌道に乗っていない。そして最近になり両者のギャップが明らかになった。このギャップを埋めるべく、ショルツはパリへと向かう。

すでに、挨拶は友好的に行われた。両者はカメラの前で、強く、長く手を握り合い笑顔を見せた。だが当日水曜日の午後以降は特にそれ以上何か見るべきものはなかった。当社予定されていた合同記者会見は急遽取りやめとなった。会合冒頭の共同声明の同様である。

予定通り行われるのは、閉ざされた扉の向こう側での昼食会である。これを通じて両者の今後の協働及びより強固な連携について話すと思われるが、互いに強く主張し合った模様が予想される。声だけは扉の外へ漏れると見られる。先週開催されたEUサミットでマクロンは、ドイツがEU内で孤立する危険性を警告していた。

この共同昼食会は和気藹々と進むとみられる。両者は3時間に渡り会談するとのことだが、これはドイツ側の予定よりも長い。締めに、2人のみで20分間密談するとのこと。内容はおおよそ、欧州政治、とりわけエネルギー問題、物価上昇、安全保障についてであろう。

「我々は協働の意志を表明します。」

これが実現するかどうかは数ヶ月後に明らかになるだろう。具体的な争点の解決が見込まれる。

ショルツが首相就任後初めて”Elyséepalast”を訪れてから1年が経った。その時彼はマクロンとの共同の元強いEUEUを築いていくことを宣言していた。マクロンメルケルの時代同様にショルツと強い連携を結ぶことを望んでいた。「我々は協働の意志を表明します。」、とマクロンは、ベルリンからの新客との最初の会合を振り返っていた。

ショルツは両国の協力関係を強化したい。「ドイツとフランスは共にあり、同じ課題に直面している」、とショルツは水曜日にツイートした。彼らはパリで、多くの諸問題について有意義な議論を行うことが望まれる。

”Elysée-Palasts”によれば、この会談は非常に建設的であったとのことである。結果的に、エネルギー、国防、イノベーション分野における委員会の設立へとつながったとのこと。当初ベルリンから告知されていた共同記者会見は中止となった。

 

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