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スパイ捜査を断念 - ドイツ対外諜報機関中枢にプーチンのスパイが潜入?

驚くべきことに元KGB将校ヴラジミール・プーチンはドイツ対外諜報機関の中枢にスパイを潜入させていた。当事者であるカーステンは現在勾留中である。だが事件は始まったばかりである。

上層部から降ってきた指令は実に簡略で極秘であった。当初連邦憲法保護局は4つの事件を全て追うことを断念したと発表した。ネオナチと帝国国民への捜査を優先するとのことである。連邦内務大臣フェーザーは、今や連邦捜査局の優先標的は過激派右翼であると明らかにした。

ドイツ対外諜報機関中枢にプーチンのスパイが潜入? 

対外インテリジェンスの弱体化を意味するこのスパイ作戦は、プーチンウクライナ進行1週間前に始まっていた。その時点でロシアからのスパイカーステンが潜入しているかもしれないという情報は一部のものしか知らされていなかった。先週水曜日にカーステンは国家反逆罪および国家機密法違反の疑いで起訴された。

ドイツの対外諜報機関中枢にプーチンがスパイを送り込んでいたことは、欧州中に衝撃を与えた。

連邦捜査局は彼の履歴からスパイ適性の有無等を調査する。連邦犯罪捜査局は多くの疑問を解明を試みる。:モチベーションはなんだったのか?イデオロギーによる裏切りだったのか?金のため?モスクワへの情報伝達手段は?秘密会合などは行われたのか?スパイ行為発覚への経緯とは?

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