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SPD支持者が失望する4つの理由とは?

最新調査筋にて、SPDの国政支持率がわずか14%にとどまっていることが明らかになっている。この要因は主に4つ挙げられる。

AfD支持者の4分の3が、連立政権構成党が連立政権支持者にすら期待されていないことを信じているのは驚くことではない。SPD緑の党がそれぞれの支持者を代表していると考えているのはわずかである。

多くのSPD支持者は自問自答する:首相は誰のために政治をしているのか?

SPD支持者がショルツに失望しているのには主に4つの理由が挙げられる

1.優先順位がわかっていない首相

2つの戦争によりその影響がドイツ国内にも及ぶ中、特に住居不足、物価高騰、賃金問題といった問題が後回しにされていたことから、首相への批判が相次いでいた。

2.緑の党に飼い慣らされてしまったショルツ

暖房機法の強行採決等、いわば緑の党のある種科学的根拠を無視したイデオロギーによる政策をショルツは緑の党に強要されるような形で実行してしまった。完全に緑の党に飼い慣らされてしまったようである。

3.ショルツは進行役であって指導者ではない

穏健派であるショルツは連立政権内にて首相としての権力を行使することができていない。政権内の調整薬としては非常に優秀な面もあったのだが、いかんせん緑の党の暴走を止めることができなかった。いわゆる政権を導く指導者にはなり得なかった。

4.長きにわたり不法移民問題を放置してきたショルツ

今急務となっている不法移民対策、これをショルツは長きにわたり放置してきた。実際に事が動き始めたのは極右政党AfDが本格的に台頭してきてからである。

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