ベルリン情報発信サイト

ドイツ、ベルリンについての情報を日々発信しています

専門家により議員報酬の見直しが要求される - 高すぎる国会議員の報酬

労働に見合わない高額な報酬。ドイツ国内全土で国会議員の報酬が見直されている。現在の国会議員の報酬はなんと月額10,323ユーロ(日本円にしておよそ120〜140万円ほど)である。インフレを加味してもこれは高すぎるのか?IFO研究所のニコラス・ポトラフケ教授がこれを分析する。

彼はまず、議員の給料を政治家以外の職のそれと比較する必要があるのではないかといった議論を提起する。「ドイツはこの危機の中、最も経験豊富で困難を乗り越えられる度量をもった政治家が求められています。優秀な高学歴な人材を政治の舞台に立たせるには、それなりの報酬を用意することも必須でしょう。そうなると報酬額も重要な要素になるでしょう。。」。

新たな政治家の給与モデル - 一律で削減へ?

次のような論理である。国会議員の労働時間対効果を考慮した場合、企業のトップマネージャーのような人間が年間100,000ユーロを稼ぐために週60~70時間働くことは望まないだろう。国会議員であれば遥かに少ない労働でその水準の給料が手に入るのだから。

世論調査によると、国民の大多数が国会議員の高額報酬に不満を持ち、改革を望むことがわかった。

 

www.focus.de