ベルリン情報発信サイト

ドイツ、ベルリンについての情報を日々発信しています

原発廃止がドイツ経済を破壊する!?原発廃止がもたらす悪夢とは

CDU経済評議会は来たる最後の3基の原発停止がドイツ企業へ多大な損害をもたらしうるとの警告を発した。

CDU経済評議会は来たる最後の3基の原発停止がドイツ企業へ多大な損害をもたらしうるとの警告を発した。「今週土曜日に迫った原発の停止はドイツ経済を破滅に追い込む危険があります。」、と経済協会会長ハムカーはRND新聞の取材で訴えた。「インフレが進んでいる中でのエネルギー供給の締め付けは経済的には愚かな選択です。」、と続けた。「経済が物価高騰下で苦しむ限り、原発の稼働は避けられません。」。

そしてハムカーは電気料金の高騰にも言及した。「当然ながら原発停止は電気料金を高騰させます。欧州の隣国らが原子力発電所を建設し電力生産体制を盤石にしようとしている中、ドイツ政府は自らその生活の基盤なるものを崩そうとしています。」。

停止する最後の3基の原発

FDPも土曜日に実施される原発停止を強く批判する。「世界的にも最新かつ安全な原子力発電所を廃止するなど歴史に残る愚策として語り継がれるでしょう。」、とFDP副党首ヴォルフガンク・クヴィッキは報道各社へ語った。「世界中がCO2排出量が少ない原発の開発、建造に動いている中、石炭火力発電所を建造しようとするものはもはや理性と科学的思考を完全に失ったと言えるでしょう。」。

緑の党にとって重要なのは、科学的な根拠に基づいた環境保護対策よりも環境に優しいように見えることなのです。」、とクヴィッキは続けた。なお事業者はすでに原発廃止に向けた準備を行なっている。

 

www.focus.de