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AfD(ドイツのための選択)との協力に言及するも非難を回避するショルツ(SPD):一方で非難を浴びるメアツ(CDU)

連邦首相オラフ・ショルツがAfDとの協力に言及する興味深い文章を発表した。これはCDU党首フリードリッヒ・メアツがすでに発言した内容と同様であった。「我々は協力の可能性を模索しています。」。しかしメアツは批判され、ショルツはこれを回避する。一体何が違うのか?

同じ発言にも関わらず、それに対する反応はまるで異なる。CDU党首フリードリッヒ・メアツがAfDとの協力に言及し激しい非難を浴びたことは記憶に新しい。バイエルン州知事マークス・ジューダー(CSU)がAfDとの協力を明確に否定していたことと比較し、メアツは党内から激しい非難を浴びた。

メアツへの激しい批判の背景にあるものとは?

ゾンネベアク地方選でのAfDでの勝利に対しメアツはプラグマティッシュに反応していた。:「この結果を我々は当然受け入れていますし、協力への道も模索しています。」。

党内からは、2018年に作成された非協力決定を用いて激しい非難が浴びせられた。これが意味するところそれは、AfDはもちろんその他左翼勢力とも一切の協力を断念するということである。

だがこの決定は明文化されたものではない。

CDU同盟へ対抗姿勢を示すSPD

結局のところCDUが左翼勢力との協力の可能性を排除し、特にSPDが敵に回るとなると保守・右翼層の票をAfDと奪い合うこととなる。これによりSPD含む左翼連合は安泰となりうる。もちろんSPDがAfDと協力すればCDUは完全に潰されてしまうことは言うまでもない。CDUが唯一左翼勢力に打ち勝つ方法はAfDとの協力のみであろう。

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