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ドイツ国内で高まる反ユダヤ感情:ハマス支持者らによるユダヤ系への襲撃事件が増加!?

ハマスイスラエルへの攻撃開始以降ドイツ国内ではユダヤ系市民への憎悪感情が急激に高まっている。子供達の安全を考慮しベルリンを中心に国外へ退去する家族も増えている。

ハマスの襲撃以降、これに関連するとみられる1800件もの刑事事件が発生していることが警察当局によって発表された。10月7日を境にドイツ国内の多くのユダヤ人を取り巻く環境が悪化した。

ある1人のベルリン在住ユダヤ人は取材にて、アラブ系の八百屋で買い物をする事ができなくなったと話す。ヘブライ語を話した時に何をされるかわからないとの恐怖からである。ある42歳のユダヤ系男性は、路上でヘブライ語を話さないように気をつけているとのことである。

ユダヤ人にとってもはや安地は存在しません」

「これらのことが初めて私に自分がユダヤ人であることを認識させました:もはや安全な地は存在しません。」、と8年前にベルリンに移住してきた女性は話す。そして彼女は自分の6歳の子供が襲撃される可能性を危惧する。「ドイツではいずれにせよユダヤ人が襲撃されたとしても軽んじられてしまう、そのような気がしています。」。

連邦憲法局長:「反ユダヤ主義は今後も我々の懸念となるでしょう。」

多くのユダヤ系住民のもはや教義となりつつあるのは:公共の場では極力自らがユダヤ系であることを悟られないように振る舞うということである。

ある家族はドイツを去りフランスへと避難することを選択した。これ以上自らの安全を確保できないとの理由である。

連邦憲法局長トーマス・ハルデンバンクは取材にて説明する:「このような反ユダヤ主義は今後も我々の懸念となるでしょう。」。このドイツもイスラエルハマス戦争のいわば新たな前線になってしまったのではないかとも語る。

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