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難民に使用される費用は1日当たりどれほどなのか?

多くの人々が戦争等により故郷を離れている。ドイツでもこのような人々が多く見られる。しかし当然ながらこれが金銭的に国家に負担となっていることは事実である。中でもベルリンでの支出は目を見張るものとなっている。

数ヶ月前からこの首都では難民にかかる費用の上限設定を行うべきであると論争が起こっている。当然場所も金銭も限界を迎えようとしているからである。首都においてこれらにかかる費用がどれほどのものか明らかになる。

一日当たり100万ユーロ以上?

ベルリン市内では現在旧テーゲル空港が難民集落として使用されている。ここでは約7,100個の簡易住宅が用意されている。この集落のみで1日あたり1.172.204,53ユーロが使用されている。年間にして427,854,653.45 ユーロである。現在ここには3408人のウクライナ人とその他1333人の難民が居住している。

また旧テンペルホーフ空港にも同様の集落が設けられている。簡易住宅は1,359個である。ここでの費用は1日当たり228,000ユーロである。

2023年:ホテルの宿泊費用1280万ユーロ?

難民にはベルリン市内のホテルも提供されている。現在で1,617個の部屋が使用されている。1日当たりにして101,046ユーロである。市内では10個のホテルが提供されている。難民1人当たりに使用されている費用は1日当たり62.49ユーロとなっている。

この契約は2024年6月まで有効となっている。ベルリン市内にはこれ以上新たに使用できるホテルは存在しない。今年度このホテルの宿泊費に使用されている費用は1,280万ユーロである。比較すると:2022年はわずか340万ユーロであった。

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