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実に難民集落襲撃事件の半分は”難民への攻撃”ではなかった!?

2023年前半に連邦内務省により統計された80件の難民集落への襲撃事件の内、実際に集落に対して行われた攻撃はわずか一部に過ぎないといったことが明らかになった。

これは、80の犯罪現場すべてで検察と警察に質問した「ニウス」による独占調査から明らかになった。これら事件の実に半分は難民が理由ではないということが明らかになった。計80件の内37件は原因が難民集落で行われていないとのことである。

旗の盗難が襲撃と見做されていた?

件数一覧は非常に長い:かつては居酒屋での乱闘騒ぎがこれら統計に掲載されることもあった。他の地域では、「国際集会場」前での虹色の旗の盗難が難民の家への攻撃とみなされていた。場合によっては一覧に掲載された事件がそもそも存在しないといったこともしばしば見られた。またある事件では難民集落への襲撃が事件とされたが、そもそもこの該当する難民集落が存在しないといった例もある。

実際に難民集落が襲撃されたのは80件中わずか1件?

実際に難民への直接的な攻撃が行われたのは合計8件であった。内6件では容疑者の通報、目撃が一切なかった。実際に攻撃があったのは一度だけである。犯人が特定できたのは、全80件の内わずかに1件のみであった。80件のうち49件では容疑者を特定できなかった。 80件の襲撃のうち23件は落書きで、そのうち23件すべてで容疑者は特定できなかったが、すべての犯罪は政治的動機に基づいた右翼犯罪によるものであることが明らかになった。

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