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トルコからの難民申請数が203%増加!?

ドイツでの難民申請者数が爆発的に増加している。前年と比較すると極めてこれは顕著である。

ドイツでの難民申請者数は今年7ヶ月目の時点で、昨年のそれよりも78%増加している。移民・難民局では7月のみで23,674人の難民申請が行われ、これは昨年の7月と比較し79%高い。

今年7月末時点での移民・難民局への難民申請者数の合計は175,272人となった。なお現時点での合計は188,967人である。

出身国別に見ると、とりわけシリア、アフガニスタン、トルコが多い。トルコ人に至っては前年比でなんと203%増加する結果となった。

申請却下に追いつかない強制送還

7月末までに全ての153,912人の内52%が保護権を付与された。とりわけ多くを占めているのはシリア人、アフガニスタン人である。トルコ人に関しては15%であった。

しかし申請却下を受けてもなおドイツ国内にとどまる難民が多く存在し、強制送還が行われたのは月あたりわずか1000回程度である。なお申請に通った難民は身分照会を経てすぐに滞在権を獲得することができる。

国会でも移民政策の強化については議論されているが、内務大臣ナンシー・フェーザー(SPD)は国外退去規則の厳格化を提案した。当然これにはCDU同盟を中心とする野党から批判が浴びせられた。

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