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在独トルコ人がエルドワンを支持する理由とは?:移民の右傾化?

選挙の結果、エルドワンの大統領在籍が5年間延長されることとなった。トルコ国内ではエルドワンへの支持者はやや少ないように感じるが、ドイツ国内のトルコ人に至っては大多数がエルドワンを支持しているようである。

トルコ大統領選の影響はドイツ国内の大都市にも及んでいる。トルコでは52.14%の得票率を持ってしてエルドワンが大統領に再選した。トルコ国内では体感エルドワンへの支持者は少ないように感じるが、ドイツに在住する150万人のトルコ人に目を向けるとその多くがエルドワンを支持しているようである。ある調査によると、在独トルコ人の67.4%がエルドワンを支持すると答えていた。

「ドイツへの移民はトルコ国民に含まれません」

驚くべきことに今回の大統領選に在独トルコ人が投票した、と政治専門家は述べた。公共施設で投票が行われるドイツの国政選挙とは異なり領事館へ赴く必要があるにもかかわらずこの投票率である。

これは在独トルコ人集落の強力な団結力の現れであり、またそれを駆り立てようとしたエルドワンの影響ではないかと推測されてはいるが、決定的な要因は一つではないだろう。

「ドイツへの移民は純粋なトルコ国民に含まれていません。それによりこれら移民団体はエルドワン支持の保守に傾いていると思われます。」

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