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イラン外相がドイツを恫喝?- だがベアボックは冷静にこれを一蹴する

外相アンネラ・ベアボックはドイツに対するイランの恫喝を、テヘランでのデモに対するイラン政府の弾圧を引き合いに出し、これを一蹴した。「人権を重んじる私の前でこのような脅迫外交は通用しません。」、と金曜日に行われたリトアニア人の同僚との会合の後ベルリンでこのように発言した。

イラン外相フセイン・アミラブドライアンは木曜日ツイッターで次のように説明した。「挑発的、介入主義的そして非外交的な態度は賢明ではない。」。ドイツは共通の課題・対立のために介入することを決断できるであろう。「我々は適切な判断をもって対応する。」、と彼は念を押す。歴史的な関係の崩壊、すなわちそれは長期的な影響をもたらすことになるだろう。

ベアボックはイランの恫喝を一蹴する

普遍的人権の遵守は国家に止まらない個人の問題である、とベアボックは主張した。さもなくば個人という存在が根底から否定されることになるだろうと。EU外相一同は月曜日にブリュッセルで開催される会合にてこれを、ロシアのウクライナ侵攻同様に国際社会として訴える予定である。イラン内のデモ抗議運動を支援すべくテヘランに対し漸次的な制裁を行っていくという連立政権一派によって提案された案が、とりわけSPD緑の党、FDPの強い意志の中、水曜日連邦議会にて議論された。

イランでのデモ抗議運動の引き金となったのは、9月中旬の22歳のイラン人女性マーシャ・マミーニさんの死亡であった。イスラム正装法に違反したとし、当警察は彼女を逮捕していた。この女性は暴力的な取り調べの最中9月16日に亡くなった。彼女が死亡してから、イランでは国内全土の規模でイスラム支配による政府の強硬弾圧に対する1万人規模の抗議活動が行われている。

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