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ハベックはドイツの中国への経済依存を阻止する

連邦経済相ロバート・ハベックは中国への依存を減らし、他のアジア諸国との強力な貿易関係構築を求める。「我々は新たな貿易政策を打ち立てなければなりません」、と土曜日にシンガポールで開催されたアジア太平洋会議にてこう述べた。「他のパートナーを必要とします。」。ハベックは、EUとインドの間の自由貿易協定について迅速な交渉を求めた。世界はEUもしくはドイツが混沌に巻き込まれるような状況は望まない。

重要分野において中国への過度な依存は非常に危険を伴う。シンガポールそしてドイツは十分な生産力を備えている。今やこの街国との協力が望まれる。今急速な成長を見せているアジア市場は、否が応でもドイツの目にとまる。だがそれは中国との経済不均衡を肯定するものではない。この件に関しては、ドイツは米国とは異なる路線を行っている。いずれにせよドイツにとって中国が重要な貿易相手であることは確かである。現に多くのドイツ企業が中国に工場を有している。

ハベックは新たな貿易相手を求め、中国のドイツへの経済侵略を阻止する

中国は人権侵害、台湾侵略の目論見、外交政策研究者の出現などによって西欧内で非難の対象となっている。当初ドイツは中国のハイテク産業企業への出資を阻止していた。だがハンブルク港への侵略は阻止できていなかった。

月曜日に首相オラフ・ショルツも期待していた経済会議の肝は、流通網のさらなる拡大戦略についてである。業界の長ジークフリード・ルスブアム氏は、ウクライナ戦争から我々が得た教訓は一方的な依存体制は危険であるということである、と述べた。ntvのインタビューにてハベックは、ドイツの中国への経済依存は大きいと答えた。主要原材料の分野においてはこれはほぼ100%である。”もし中国が販売市場から消えたら、ドイツの一部産業への影響は計り知れないだろう”。長い間、生産コストの削減のみが節約であるとされてきた。そのうえ中国は非常に低価格で原材料を市場に売り出している。

 

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