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ピストリウスによるドイツ連邦軍の役職配置改革:ウクライナ支援のさらなる強化?

何年にも渡りドイツ連邦軍内の緩慢かつ複雑な調達手順が問題視されていた。ピストリウスはこれまでの調達部長を解任する。より迅速かつ効率的にすることが目的である。

防衛大臣ピストリウスはドイツ連邦軍の調達部門の人員配置改革を行う意志を示す。水曜日の国会予算委員会にてSPD所属の議員は、前日現調達部門長ガリーレ・コアプに感謝の意を述べた、と語った。コアプは2018年当時の防衛大臣ウワズーラフォン・デアライエンの元でこの役職に就いた。

調達における意思決定の遅さを度々批判されてきたドイツ連邦軍

「我々にはより迅速な決断が求められます。このような背景があり今回の人員配置転換は非常に意味があるものだと考えます。」、とピストリウスは答えた。より迅速かつ効率的にすることが目的である。

ドイツ連邦軍の兵器、情報技術そして軍の運用を担うこの調達部門は国防省に属し、数十億ユーロ規模の兵器プロジェクト遂行の権限を有している。主要な課題は連邦軍の高性能かつ安全な兵器の運用であり、これに関してはしかしながら意思決定の遅さが度々批判の対象となる。

予算委員会ウクライナに120億ユーロの追加支援を行うことを決定する

予算委員会ウクライナに120億ユーロの追加支援を行うことを決定した。内訳は2023年には32億ユーロ、そして2032年までには計88ユーロが投入される計画である。すでに40億ユーロがウクライナに軍事支援として投入されているとピストリウスは語る。

ウクライナはロシアの国際法を無視した侵攻に対する防衛力を必要としています。同時にドイツ連邦軍の在庫から引き抜かれた兵器に対し、これを金銭で補填することが可能になります。これにより連邦軍の弱体化を防ぐことができます。」。

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