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CDUとの連立政権樹立に消極的なSPD:ベルリン新政府

ベルリンSPD議員は(社民党)は日曜午前にCDUとの連立政権樹立への賛否への問いに回答した。なおこれに賛成したものは僅かであった。ベルリン新政府の始動は未だ目処が立たない状態となっている。

ベルリン内でのCDUとSPDの連立政権樹立に大きな壁が立ちはだかる。SPD内ではこの連立樹立に賛成するものが僅かに過半数を超えるのみであることがわかった。ベルリン市長フランチスカ・ギフェイによるとその数54.3%とされている。

一方CDU内では過半数がこれに賛成しているとのことである。CDU州議長カイ・ヴェグナーは22年ぶりに同党の市長に選出される可能性がある。

SPD党員は4月の初旬以来書簡によって新連立政権可否への投票を行う可能性を示唆してきた。投票資格を有する18,566人の党員の内11,886人が投票した。なお内11,379人の票が有効となった。賛成6,179人、反対5,200人である。

SPD:CDUへの注意事項多数

ベルリンSPD内ではCDUとの連立政権樹立に多くの懸念が挙がっているが、なぜなら緑の党、左翼党との3者同盟を継続できる可能性があったからである。これは首都ではすでに2016年に始まっていた。この3党は2月の衆院再選では共同で過半数を獲得していた。とりわけCDUはSPDをおよそ10%上回り、SPD緑の党を僅かに引き離した。

SPD州委員会はすでにCDUとの連立政権樹立の受け入れを決定した。

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