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臨界点に達した移民受け入れへの負担

今年に入りドイツへの移民数が激増している。ザクセン・アンハルト州知事のライナー・ハーゼルホフ(CSU)はもはや状況は限界に達したと判断する。ドイツにおいて移民・難民との共存は不可能なのであろうか。

今年に入りドイツへの移民数が2015年の高水準に達している。「もう限界に達しています。」、とザクセン・アンハルト州知事のライナー・ハーゼルホフ(CSU)は答えた。マグデブルク近郊の町では、49人の子供の内移民背景を持たないのはわずか15人であった。「大抵の場合基礎的なドイツ語力が欠如しています。これが生活や学習に影響を与えることは言うまでもありません。残念ながらこういった事情はベルリンには十分に行き届いていません。」。

「連立政権はこの問題を解決する気がありません。」

「欠けているのは、難民申請者や戦争亡命者とドイツでの生活の見通しが立っていない移民を区別するための基準の設定です。そして可能な限り故郷に送り返すことです。連立政権はこの問題を解決する気がありません。」。

ハーゼルホフはドイツが移民との共存を選択することに警告を発し、これらが国内の労働市場を崩壊させうるともした。

AfDと左翼党との協力を否定するハーゼルホフ

しかしながらAfDとの協力に関してはハーゼルホフはこれを否定する。彼は、人々がNSDAPとの統合を望んでいた1933年の状況を例えに出した。AfDとの合意は必要ではないとする。「我々はAfDに依存してはなりません。東ドイツで現在政権が信頼を失っていることは、我々への警告なのです。」。

また左翼党との協力に関しても否定する。「左翼党が国体の破壊を試みる限り、彼らとの協力が選択肢に入ることはありません。」。

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