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ドイツでのパレスチナ人デモによる警告とは?:元イスラエル軍将校による分析

現在頻発しているパレスチナ人デモに専門家が言及する。元イスラエル国防軍将校ガイ・カッツ氏がドイツの都市で連日開催されているパレスチナ人デモについて解説する。

ドイツ国内のユダヤ人にとって恐ろしい展開となる

ガイ・カッツ氏は、これらのデモがドイツ国内のユダヤ人社会に悪影響もたらすことを強調する。これら出来事はもはやユダヤ人のみならず全ての社会に対する警告であると判断する。

デモが示す隠されたシグナルとは

カッツ氏が分析するには、このパレスチナ人の権利を守ることを訴えるデモは最終的にはその目標とするところはより過激化に向かい、ISやタリバン組織の拡大・活性化に繋がっていくと警告する。そして彼は非イスラム教徒がこの状況への十分な理解がないまま”自由のパレスチナ”を呼びかけていることを批判する。

危機に立たされる民主主義

専門家は、過激派組織が民主主義を撲滅するために民主主義そのものを利用しかねないと警告する。これは現行自由のパレスチナ運動が巻き起こっているドイツにて現実的な危険となっている。

ドイツ国内で高まる意識

しかしカッツ氏はこのような中において、各報道機関が多くの人々がこの危機に対して対抗する意思を示していることが伝えられていることに希望を見出す。”眠れる森の美女”が目をさますと。

当専門家について

2004年にイスラエルからドイツへ移ったミュンヘン大学に在籍する国際企業運営学の専門家でもあるカッツ教授は、自らもユダヤ人でありそして学業に就く前はイスラエル軍の情報将校であった。そこでの主な任務はとりわけ国防のための外国軍隊、軍事技術の情報分析であった。

政治的側面:極右政党AfDの動向

カッツ氏は極右政党AfDの移民・難民に対する立場を理解すべくこれを分析した。そこにはいわゆる反ユダヤ的発言等は一切見られなかった。

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