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新たな防衛大臣の就任:ショルツが仕掛けた戦車論争

ボリス・ビストリウスの権力はいかほどか?連邦首相がダボス経済サミットにて沈黙したレオパルド型戦車の供給の議題がこの問いに対する答えを明らかにするだろう。

連立政権が期待するような、ボリス・ビストリウスがいわゆる勇ましい連邦防衛大臣であるかどうかは次週明らかになるであろう。依然としてショルツはウクライナへの主力戦車供給の許可司令を出せていない。

強権的で反フェミニスト的なこの新防衛大臣にはこれをためらわずに決断できることが何より期待されている。

ビストリウスがウクライナへのレオパルド型戦車供給を決断しうる5つの理由

1つ目:ウクライナの防衛及び領土奪還にはこれら戦車が不可欠である。

2つ目:ポーランドフィンランドなどの同盟国からレオパルド型戦車の提供の圧力をかけ、それは連邦首相の戦車提供拒否を晒すような形となった。もう同盟国間の流れに逆らうことはできないであろう。

3つ目:ショルツは未だアメリカとの同盟関係を強化できずにいる。だが戦車提供の決断ができれば、アメリカとの同盟関係を前進させることが見込まれている。

4つ目:ビストリウスにとってこの戦争において目指しているものを明確にする。”ウクライナの勝利あるのみ”。ロシアが勝利しなければ、ウクライナは負けない、と言っている首相とは対照的である。

5つ目:イデオロギーである。ロシアを敵視し、ウクライナによっているという姿勢を示さなければならない。

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