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ドイツがデンマーク、オランダと共同でレオパルド1戦車を提供する

連邦政府はレオパルド1戦車178両のウクライナへの提供を認可した。

ドイツは、デンマーク、オランダと共同で最大で178両のレオパルド1A5戦車をウクライナへ提供する意思を示した。連邦国防省と軍需品の輸出を担当する連邦経済省は、この大規模な輸出が承認されたことを確認した。

実際にどれくらいのレオパルド1A5戦車がウクライナへ移送されるかは、修復作業の状況によるとのことである、とドイツ防衛大臣は述べた。そして移送完了にかかる時間も不明である。90両のレオパルド1戦車はFFGにより出荷に向けて準備される。当型戦車の多くが退役からすでに20年経過しており、企業にて保管されていた。残りの88両は、ラインメタル社により整備されたイタリア軍管轄のものである。ウクライナへの輸出許可が承認された後、同企業はイタリア政府から戦車を買取り、早急に改良されることとなる。

旧式レオパルド1はまだ戦場で活躍できる

FFG社はすでに30両のレオパルド1の整備を完了しており、早くて春には実戦に投入されることになる。デンマークとオランダからの提供時期についてはまだ未定である。オランダの防衛大臣によると、戦車はドイツ産業から直接調達されることになっている。

ドイツ、デンマーク、オランダ各国防衛大臣の共同発表では、レオパルド1戦車の提供に反発したロシア軍の攻撃が激化することを懸念し、ウクライナへのさらなる支援を行うことが発表された。これらレオパルド1戦車大隊は、ウクライナ軍の戦局を優勢にし、領土奪還を可能とするであろう。

ロイター通信によるとオランダ防衛大臣カスヤ・オロンゲンは、レオパルド1は年季が入っているにものの十分戦力になりうるとの見解を示した。

 

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