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諸政党にAfD(ドイツのための選択)が歩み寄る?:しかし緑の党だけは例外?

AfD(ドイツのための選択)は意外にも柔軟なのか?全国世論調査では20%、地域によっては30%を超える支持率。すでに地方選で2回の勝利を挙げており、敵・味方に関わらず皆すでに権力掌握への始まりであると見ている。

このことがマグデブルクでの連邦党大会に参加した600人の士気を大いに向上させたことは間違いないようである。対して共同議長はティノ・クルパラは、世論調査は得票ではないとした上で慎重な姿勢を求めた。だが彼でさえAfDが野党第一党ではなく政権与党の座につくのは時間の問題であると見ている。

AfDはこれまでにCDUとFDPとの協力を模索しており、いわば市民的保守連立政権の樹立を構想していた。もちろんAfDは市民的ではなく、国家国民主義にして保守であることは言うまでもない。

AfDは全ての政党と連立を組む意思がある:緑の党を除いて

一方で同じくマクデブルクでのCDU党首フリードリッヒ・メアツの発言からこれ以上AfDを遠ざけることは不可能であるといった見方がCDU内でも急速に広がっている。とりわけ議長ティノ・クルパラは革新的な提案を行う。「我々は全ての党と連立を組むことができます。」。しかしこの全てに緑の党は含まれていないようである。

緑の党の弱体化を利用するAfD

AfDは緑の党が、暖房機法のみならず社会政策全般において失策続きであるといった事実をよく把握している。反緑の党の人々に対しAfDは極めて単純な呼びかけを行う。:「現在の戦争に巻き込まれた状況、気候変動の名の下経済が破壊されている状況、これらを拒否したければ簡単です。AfDに投票すればいいんです。」。

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