連邦内務大臣ナンシー・フェーザーがポーランド、チェコとの国境における安定的な制限管理を行う意思があることを発表した。これについて”日曜世界”への取材に答えた。
「このような国境管理には周辺諸国との連携が必要となります。」。彼女の目的は不法移民の入国を防ぐことである。さらに彼女はすでにポーランド、チェコとの国境にドイツ警察による警備体制を強化している。
「この協定はすでに稼働しています」
また彼女はドイツ当局のチェコ国内での活動が必要であると訴える。前例となっているのが、すでに共同警備体制が構築されているスイスである。これによりドイツ当局はスイス国内において、不法移民のドイツへの入国を防止するためのスイス警察との共同活動が許可されている。これら一連の共同活動はまもなくチェコ国内でも可能となる。「この協定はすでに稼働しています。」。
また彼女はトルコとの連携強化を主張する。「現時点でEUとトルコの連携は十分に機能していません。」。
移民・難民政策を一新するフェーザー
同時に内務大臣は、これらが難民の受け入れを全て拒絶するものではないと言うことも強調する。フェーザーおよび内務省は文書、通称”新たな移民・難民政策の始まり”に沿ったものであるとしている。ドイツが移民対策先進国であるべきとする。
この文書の注目すべき点は、主に未成年者などの家族の呼び寄せが簡略化されるといった内容である。また草案では難民への労働許可がより簡易的になるといった記載もある。しかしながら大臣はこの計画は現時点では前に進めていないとした。