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トルコ大統領エルドワンが帰国後ドイツ政府を公に批判する!?

トルコ大統領エルドワンによるドイツへの訪問が驚きを与えたことは記憶に新しい。そして帰国後エルドワンは公にドイツ政府の政治家を公に批判する。

エルドワンのベルリン訪問は結果的には失敗に終わったとの見方が強い。エルドワンがガザ地区住民が置かれている悲惨な状況を訴えるも、ドイツ政府は一貫してイスラエルの正当防衛を主張しているからである。このような相違があるものの、双方はこれを公にすることは避けてきた。しかし帰国後トルコの権力者は公にドイツ政府を批判することとなった。

帰国後公にドイツ政府を批判するエルドワン

Bild誌筋によるとトルコ大統領エルドワンが演説を通じてドイツ政府を批判したことが明らかになった。「昨晩の訪問で残念ながら私は確信しました。これは大統領そして他の議員らからも垣間見ることができました。」。あえて首相ショルツを大統領と表現している。

首相ショルツそして大統領シュタインマイヤーのいずれもハマス側のみを批判したこと、エルドワンはこれを告発する。

ガザ地区住民の置かれている過酷な状況についても言及した、とエルドワンは強調する。なぜイスラエル軍に殺害された13,000人の子供たち、女性そして老人について一切言及がないのか、と彼は疑問を投げかけた。また約10,000人の人質がイスラエルの手から解放されんとすることをシュタインマイヤー大統領に訴えかけた。

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