連立政権への不満度が新たな領域へ達する:政治世論調査
発足以降この連立政権は多くの危機に挑戦してきた。しかし国民の不満は高まる一方である。もはやこれほどまでに”ZDF政治判断基準値測定”史上で最悪な状況に立たされる政治家は存在しない。
政府と首相への評価の低下が新たな領域へと達する: 連立政権の政治力を高評価したのはわずか27%であった。68%は低評価とした。5月の時点では過半数が連立政権に満足すると回答していた。
なお高評価とした回答者のほとんどがSPDと緑の党の支持者であった。一方で多政党支持者の回答は全く異なるものとなった。連立構成党であるFDPの支持者で連立政権を支持するのはわずか5人に1人であった。
CDU同盟がSPDの代わりに?
高まる不満の原因が政権内にて長期化する国家予算論争であることは確実である。しかし政治判断基準値測定によると野党第一党であるCDU同盟が代替者に適しているとも思われていないようである。CDU同盟が与党としてこれら現在進行形の問題を解決できると回答したのはわずか3人に1人(35%)であった。46%は連立政権との違いはないと判断し、13%はむしろ悪化するであろうと答えた。
CDU党首フリードリッヒ・メアツに首相候補としての好機があると回答したのはわずか16%となった。28%がバイエルン州知事マークス・ジューダー(CSU)に、20%がノアトライン・ヴェストファーレン州議のヘンドリック・ヴュスト(CSU)に期待すると答えた。
年次評価と見通し
国内、国際情勢に相違があるにもかかわらず、昨年同様に回答者の66%が好評価とした。31%が2023年を最悪な年であるとした。58%は今後数年間は大きな変化はないであろうと確信している。4人に1人(28%)は未来を楽観視する。悲観するのは13%であった。